「亜由!!」


俺は亜由の無事が早く知りたくて叫んだ。


「直也・・・?」


驚いた顔をしながら俺を見る亜由。


その姿だけでも愛おしい。


「大丈夫か!?」


「うん、大丈夫だよ。 僚介くんが助けてくれたから」


そう言って微笑む亜由。


亜由が無事でよかったけど、俺自身が助けてやれなかったのが悔しい。