「……あ、そうだ。」


俺はふと、水嶋から聞いたことを思い出した。


「俺……彼氏だったのに何も知らなかった……。ごめんな…?これ、水嶋から聞いたんだけどさ……。」


そして、墓には似合わない花を、天音の墓に置いた。


その花は、17本のヒマワリだった。


俺的に、夏といえばヒマワリだったから。


「ハッピーバースデー、天音。」


俺は天音の墓に向かって笑いかけると、その場をあとにした。


17本のヒマワリは、太陽の光を受けて、キラキラと輝いていた。




   。+。*Fin*。+。