「天音……?」


なぜか無性に、天音がすぐ近くにいるような気がした。


まぁ墓の前なんだから当然なんだけどさ……。


でもなんだか、天音が俺のすぐ隣にいるような気がした。


もちろん姿は見えないから、実際どうなのかは分からない。


でも俺には、そんな気がしてならなかった。