「……んもぅ!!天音ったらお寝坊なんだからっ!!……あたし先行っちゃうからねっ!!」 ……分かってるんだ、ホントは。 あたしのしてることは、ムダなことなんだって。 何分待っても、何時間待っても、何日待っても、何年待っても、天音が来ることはないって……。 でも、待たずにはいられなかった。