「………ん……。」


目を開けると、そこは白い世界。


あぁ…、ここが天国か…。


三途の川渡った記憶ないけどな…。


天国ってホントに存在したんだ……。


あたしはここに来てまで、悠長なことを考えていた。


「……ね…!!天音…!!」


「ん……?」


今……雪乃の声がしたのは気のせい……?


「ダメだよ雪乃…。まだこんなところ来ちゃ…。」


「何言ってんの!!先生っ!!天音に意識が戻りました!!」


「………ん?」


意識が戻った?