「……いいよ。」


あたしの口から出た返事は、間違いなく肯定の言葉。


「マジで!?」


秋山の顔はすごく赤くなっていた。


「うん。」


「よっしゃあ!!」


思いっきり喜んでいる秋山を見て、あたしも思わず顔がほころんだ。


……でも、これを言わなくちゃいけない。


今の秋山にとっては、きっと残酷な言葉。






「1ヶ月だけね。」