天音まだ15歳なんだよ!?とお母さんが言ったことと同じ言葉を付け足して、雪乃はあたしの肩を掴んでブンブンと揺さぶっている。 「雪乃……気持ち悪い……。」 「あっ!!ごめん!!」 ようやく手を離してくれた。 まだ目がクラクラしている。 必死に目眩と雪乃の大声に耐えながらも、あたしたちは学校に向かった。