「それで……あとどれくらい生きられるんですか……?」


お父さんが冷静になって聞く。


あたしも耳を傾けた。


「天音さんの余命は、あと1ヶ月です。」


「…え……?」


1ヶ月……。


そんなしか生きられないの……?


「抗ガン剤治療をすれば、多少は延長できるでしょうが……。」