台の上に寝かされ、雪乃も乗り込むと、救急車は発車した。 救急車の中ってこんなカンジなんだ…。 初めて見たな…。 あたりまえだけど。 もう二度と乗りたくないな。 すごい……ノンストップだ。 そんなことを考えているあたしをよそに、雪乃はあたしのカバンをあさる。 そしてケータイを見つけると、あたしの親に連絡してくれていた。