「おい、俊介まだ帰ってなかったのかよ」

 
そう聞こえたのは、俊介くんと笑いあってる時だった。

後ろからでもわかる、声。

 
「お、壮ちゃん」

「壮ちゃんて呼ぶな」

「あ、間宮さん!」
 
 
振り返ると、そこにはやっぱり間宮さんが立っていた。

だてなのか本当に目が悪いのかは分からなかったけど

いつもしていない黒ぶちのメガネをかけている。

 

あたしの存在に気付くと、間宮さんは驚いて言った。


「は?なんで朝未…」

「だって間宮さんが来いって言うから」

「それは言ったけど、なんで俊介と…」




 
ハテナマークを頭に浮かべて、必死にあたしと俊介くんの接点を見つけようよしてる間宮さん。