りおは席を立ち

あたしの隣りに座り

「朱歌。こっち向いて?」

「ん?」

優しくあたしの涙を

ふき取ってくれた。

「好きだよ。朱歌。」

「うん・・。」

「こんな俺だけど、
 また付き合ってくれる?」

「もちろんだよ。」

あたしはりおに最高の笑顔を

向けた。