「はいはい、静かに~!」

と彼らと恋美を店からだした。

そして、席を案内してくれた。

しかもその席はいつもあたしたちが

座っていた席。

りおが口を開く

「朱歌、ごめんな。」

「ん?」

「俺、別れてからもずっと
 朱歌のこと好きなんだ。」

「あたしもだよ。
 りおのことずっと待ってた。
 ずっと、好きだった。」

「今の俺なら、朱歌を
 幸せにできるよ。」

「ぅん。」

あたしは涙を流した。