「なに?知り合い??」

恋美がきょとんとしている。

「朱歌。」

「りお。」

あたしたちの声がはもる。

「朱歌なのか?
 南 朱歌なのか?」

りおが聞いている。

「うん、
 南 朱歌だよ。
 中2のときりおの彼女だったよ。」

彼らが騒ぎ始めた。

そこに大樹がやってくる。