母親と目が合った。
母親は
すぐに目線を逸らし、
あたしの横を素通りだった。
心がズタズタに引き裂かれるような、
そんな痛みだった。
母親に期待はしない。
しても無駄だ、という事は他の誰より、自分が一番知っている事なのに……
やっぱり
寂しいよ
ねぇ
お母さん……
あたし、もうすぐ居なくなっちゃうんだよ?
最後ぐらい、母親らしい事してよ…
伝えたい事。
あたしの本音。
結局、何にも言えないまま居なくなるのかな?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…