「はい、どうぞ」



「うまそーっ!いただきまっす」



「………いただきます」



「飯食い終わったら、買い物行こうなっ」



「うん」





ご飯を食べてる時も、優斗はずっと一人で話してた。




あの映画は泣けた。とか、好きなお笑い芸人の話しとか。




聞いてて、飽きなかった。






優斗は何も聞いてこなかった。






家の話しも。何で、あの時屋上で死のうとしたのかも。




聞きにくいってゆーのが一番の理由だろうけど、





何か、凄いな。








そう思った。







もっと、何か聞かれるんぢゃないかな、と思ってたから。