ドアを開けると、 そこには、 あたしと同い年ぐらいの男がいた。 こんな時間に、こんな所で何やってんだろ? ボーっと突っ立てると、その男があたしの方に振り返った。 まさか、これがあたし達にとって 全ての 始まりだなんて、 この時は想像もしてなかった。 あたしが、あのとき屋上に行かなかったら、あなたは苦しまなくてすんだ? それとも、あたし達はこうなる運命だったの? ごめんね。