ち「波ー!お迎えに来たよー!」


なんだかこの前わたしが寝てたとき以来、ちあきがお迎えに来るようになりました。

わたし達5人が集まるのはいつも放課後で、B組にちあきとまなちゃんが遊びに来るのです。


「ちあき、お迎え来なくていーよ?妙ちゃんとあおいと行くし…」

蒼「お前が来ると迷惑だってさー」

「うるさい、あおい」

蒼「っのやろ!」

妙「はいはい、いちゃいちゃしてないで行きますよー」

「「してないし!!」」

ち「なーんで、迎えにきた俺がおいてきぼり?」

「もー、ちーちゃん行こう!愛斗が待ってるんでしょ?」

ち「そう!愛斗が待ってるよー!」


そうしてやっとわたし達はC組へと移動した。




妙「そうそう!ふと思ったんだけどさ、あんたらあだ名多いよね?」


5人で椅子に丸くなって座るのが、わたしたちの定番で、時々お互いの膝の上に座り合ったりする。


「わたしはそんなことないけど、ちあきとか多いんじゃないの?」

ち「うーんと、ちあき、ちーちゃん、ちー、あまみゃー、雨宮……かな?」

愛「俺もそんなにねぇよ。」

ち「愛斗は、まなちゃん、愛斗、まな、らいらい、らいちゃん、雷城くらい?」

愛「…らいらいとか、俺は初めて聞いたけどな」

ち「ゆっきーが多いよ!
ゆきくん、雪、あおい、あおいちゃん、ゆっきー、蒼、雪風とか。そーくんとかもあるしね!」

「わたしは波、なみのくらいしかないしね!」

妙「…波、あんた他のクラスの人になんて呼ばれてるかしらないの?」

「…?うん」

妙「雪嫁(ゆきよめ)」

「………?」

妙「最初は雪風のお気に入りだから、雪姫だったんだけど、夫婦みたいだから雪嫁になったのよ」

蒼「〜っ俺ぇ?!?」


妙「あんた以外にだれがいんのよ、あんぽんたん!!」

蒼「あ、あんぽんたん?!
つか、俺だって初耳だっつーの!!嫁にした覚えがねぇーよッ!」

「わたしも嫁になった覚えないんですけどーー。」

ち「俺の嫁だよねー?」

「いやいや、ちーちゃんの嫁なんて申し訳ない…。あ、まなちゃんも!」

蒼「俺はどーでもいいのかよッ!!てゆーか、俺にも申し訳なく思えや!!!」

「あおいに思うんなら、田中くんに思います。」

蒼「キャラ変!?なんで俺がこんなに振り回されてんだかわかんねぇーー!!」

妙「いつものことでしょ、ガンバレ」

蒼「棒読みうぜえーー!!」

愛「うるせえ」


(とりあえず落ちつくんだみんな、冷静に)