―――――――文化祭前日


ち「あ"ーーーッ!!!!!」

愛「なんだよちあき、うるせえな」

妙「ていうか、なんであんたら毎日うちのクラスの手伝いにきてんのよ!!」

ち「いーじゃん!こっちのクラスのがおもしろいんだもん!」

愛「どうせこっちも人足りてねんだろ?ああいう人達がいるから」


愛斗が指差した方向には


「なんでそうやってバラバラに張るのーー!!!わたしがちゃんと綺麗に張ってるのにーー!!!」

蒼「いいだろ別にどう張ったって!張られれば写真なんかみんな一緒なんだよ!!!」

「あおいに写真のなにがわかるの!!」

蒼「わーかーりーまーすう!少なくともおまえよりはわかるわ!つうか、おまえも!なんで俺が単品と複数で分けたのに、ぐっちゃぐちゃにしてくれちゃってんだよ!」

「そっ、それは!」

蒼「だれかかっこいい人の写真でもあったんですか~?」

「~ッ、ううううるさいッ!!!別にかっこいいなんて思ってないもん!ちょっと気になっただけなんだから!」

蒼「は!?まじでかっこいいやついたのかよ!?どいつだよ!」

「うるさいッ!関係ない!!!」


ち「……………原田さーん、なんかいちゃいちゃしてんですけど」

愛「うぜえ……」

妙「なんであそこはセットにするとああなっちゃうのかしら?幸村もつけといたんだけど、幸村呼ばれてどっか行っちゃったのよねえ」

ち「なんでセットにすんだよ!絶対仕事進まないじゃん!」

妙「だって、看板作り仲睦まじくやってたから大丈夫かなーと思って」


はあ……と三人がため息ついたと同時に


「妙ちゃあん!!!!!」

妙「はいはい、どうしたのー(よしよし)」

蒼「だれ見てたんだよ!なみの!」

「うるさいうるさいうるさい~ッ!」

妙「なにいちゃいちゃしてんのよあんたらは。写真張らないと写真館なのに、なにもなくなっちゃうでしょうが!二人してまかせて!なんて言うから任せたのに!」

「あおいがうるさいのー!」

蒼「気になるだろうが!そんなちょっと顔赤くしてなに見てたんだよ!どいつだ!」

「あっ、赤くなんてしてないし!」