妙ちゃんの熱い説明を聞いて、わたしは結構まじかーって感じだけど、まあ、妙ちゃんならひどい顔はなしにしてくれるよね?ね?


愛「まあ、今更んなこと言っても、明日から準備始まるし。俺はお顔がよろしいから、別にいいけどな」

波「愛斗、怒るよ」

愛「べっつに、お前もふつーにかわいいんだから、いんじゃね?俺はお前とツーショットあるか見に行こうっと」

波「~っまなちゃんの変態!」

愛「はいはい、照れててかわいいかわいい」


この前、助けられてから愛斗を妙に意識しちゃうわたし。愛斗もかわいいとか、いっぱい言うしやってけないよう…。


波「~っ、」

妙「(やっと、ちょいと意識してきた感じ?まなちゃん攻めるねえ、押せ押せは波弱いから効果抜群。それに比べて雪風は……)(ちらっ)」

蒼「あ?なんだよ、原田?」

妙「……はあ」

蒼「ため息!?俺の顔みてため息!?なんだお前!失礼の塊だな、おい!!」

妙「はいはい。そんなこと言ってる暇あったら、あんたも波に押せ押せすれば?今、すっごいまなちゃんリードしてるけど」

ち「やっぱりぃ?俺も押せ押せしよっかなあ。波、赤くなってかわいいし。あんな顔、あんな近くで見れたらまじ幸せー。」

愛「なんの話?ほら、波。こっち座れば?」


とんとん、と叩かれるのは愛斗の膝の上。
今まで、気にしないでスキンシップとってきたけど、今日はなんだか恥ずかしい。


波「…素直に言えば、今日はなんか恥ずかしいから座らない。まなちゃん近いもん」

愛「へーえ?近いとなんかあんの?」