「うわ、虫じゃん。」

ちょっと戸惑った顔の

龍くん。

だって、龍くんは

「俺、虫嫌いなんだけど。」

虫が嫌いだから。

「なんで~、あたしも
嫌いなの!!!」

「は?」

「男だからできるでしょ?」

「あ、秘密をお母さんにばらすよ?」

あたしが龍くんを軽く脅すと・・