こうして
私は叔父さんの家
松本家に住むことになった



「菜美の部屋ゎここだよー」


長男の輝(ヒカル)君が
使っていた部屋を使わせてもらうことになった

輝は今は結婚して
家を出ている



荷物も全部移動させて一息ついていると
1階に呼ばれ
下に降りた




「菜美、今建ててる家どうしたい?」



ああ、そういえば家建ててる途中だった…



「あれは菜美のお家でしょ?菜美がどうしたいか決めていいのよ?」



どうしたい…

お父さんとお母さんと
住むはずだった家

…でも2人はもういない



でも…
私はあの家に住みたい…


「おじちゃん、おばちゃん、私あの家に住みたい」


「そうか、わかった」


「おじちゃん達も一緒に!」


私がそう言うと
おじちゃんとおばちゃんは
ビックリした顔をして
私を見た


「い…いやならいいんだけど、よかったら一緒に住んでください!」