泣き疲れた私は
いつの間にか寝てしまってたらしく
起きた時は叔父さんの家にいた
運んでくれたんだ…
「落ち着いた?」
ドアを開けて
叔父さん、叔母さん、従姉の愛花(マナカ)ちゃんが入ってきた
「うん。ありがとう」
「はい、菜美これ飲みな」
愛花ちゃんが私に
温かいカフェオレをくれた
そのカフェオレが
お母さんが作ってくれた
やつと同じ匂いがして…
また涙があふれてきた
「みんな…グスン、ありが…ヒッ…とお」
叔母さんは
お母さんのお姉さんだから
顔がよく似ている
それでまたお母さんを
思い出して…
涙が止まらなかった
叔父さん、叔母さん、愛花ちゃんも私が寝ていたベットに座り
私をみんなで抱き締めて
また一緒に泣いてくれた
こんな優しいし親戚に囲まれて
本当に幸せ者だよ…