俺、カッコ悪・・・。
「悠馬くん? ジェットコースター、ここのオススメだって。」
「ん? あ、そうか。じゃ、乗る価値はあるな。」
「うん。そうだねっ!」
愛華の笑顔に、どうでもよくなる。
こんなこと言ったら、なんて言われるんだろう・・・。
そんなことを思っていた時。
愛華が、俺を見て硬直した。
いや・・・正確には、俺の後ろを見て硬直した。
俺は、眉を寄せた。
なんだ、一体。
俺は、愛華の見ている方を見て、また眉を寄せた。
高そうな服を着た、中年ぐらいの男。
ソイツが、俺を睨んでいた。
殺気が・・・・・・。