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愛華と約束した、水曜日・・・。




「は、早く来た・・・。」




ありがち。




甘ったるい少女漫画とかで、ありそう。




「俺は、緊張してない。緊張してない・・・。」




何度も呟く。




自己暗示って、結構効くらしい・・・。




「あ、あの・・・ゆ、悠馬くん?」




後ろから聞こえた声に、固まる俺。




「愛華? ・・・早いな。まだ、15分前なのに・・・。」




「あっ、うん。遅くて、ごめんね? 待った、よね?」




「別に・・・お、俺、今・・・来たし。」




ぎこちない、2人。




傍から見れば、どう見えるんだろうか―――・・・。