「っお、おい! ちょ、俺も~~!!」




ボケッと突っ立ってるからでしょ。




「悠馬くん、おそーい!」




愛華さん、悠馬いいから腕を離して・・・。




「先に行きます。」




私は、自然な動きで腕を無理矢理、離す。




スタスタと観覧車に向かう。




「3人です。」




「え? あと、2人足りませんが・・・?」




店員さん、困らせてゴメン。




「2人とも、置いていきますよー? っていうかもう、置いていきます!」




2人とも、慌てたように走ってきた。




よしよし。来たな、ポチ。それと、ジョセフィーヌ。