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「・・・やっぱり、気になる。」




あれから数日。




悠馬からは、連絡なし。学校にも、来ないし。




「あーっ! 悠馬のバカーッ!」




屋上で、思いっきり叫ぶ。




「っあ、サクラ先輩!」




その声は、私のお気に入りの・・・




「・・・椎奈? どうしたの?」




「・・・サクラ先輩、最近・・・上の空って、詩帆姉が言ってたんです。」




「・・・詩帆、あとで・・・ぶっ飛ばす。」




「・・・サクラ先輩、無表情で言わないでください・・・。」




椎奈は、苦笑いをしてから、コホン。と、咳払い。




「私ね、成本先輩の居場所・・・知ってます。」




「・・・本当に?」




椎奈は、クスクスと笑って、メガネをクイッと上にあげた。




「本当ですよ。私の情報網、なめちゃいけません。」