固まる悠馬の横を通り過ぎて、教室を出た。 校舎を出た、その瞬間―――・・・ 「っま、真桜ーっ! 俺もっ! 真桜の事、好きだからーーっ!」 校庭の生徒たちがざわめく。 赤面して拳をつくり、肩を震わせる私。 ・・・悠馬、あとで地獄に落とす。