「もしかして、真桜・・・サンタ信じてる?」
俺が、半分冗談・・・というか、ほぼ冗談で聞いた質問。
「・・・悪い?」
顔を赤くして、俺を睨む真桜。
数秒固まった後、頭を思いっきり使って、やっとさっきのは肯定だと気がついた。
「ええぇぇぇぇぇーッ!?」
「う、うるさい!! バカ悠馬!」
真桜が、さ、さささ、サンタクロースを信じてる・・・。
ひげが長くて、赤い服。子供たちに、プレゼントを笑顔で、にっこにこで配る。
そ、そのサンタだよな!?
「・・・超・・・意外。」
「うるさいっ! 黙れ! べ、別に、さ、さささ、サンタ信じてても、いいじゃん!!」
と、真桜が部屋を出て行ってしまった。
意外と、子供らしい一面もあったんだなー。