私は、その瞬間。重要なことを、思い出した。 「しゅ、駿の誕生日!!」 ・・・あれ? 駿の誕生日のほかにも・・・? 駿はあんな不良もどき野郎でも、お世話になってるし。 「・・・ケーキでも、作ろうかな。」 私は、厨房に向かう。 ケーキ・・・辛いのにしようかな。 激辛で。 ・・・冗談は、ほどほどにしておこう。 駿、何味が好きなんだろう・・・。 冷蔵庫と、にらめっこする私。