自分でも、矛盾してると思う・・・。




でも、止められないし。




自分自身でも・・・。




「真桜ー。・・・眠い。俺、寝る！！」




「はぁっ！？　ちょ、待っ・・・！！」




慌てて起き上がった私の、肩に悠馬の頭が乗る。




「・・・お、重いし。私、熱が・・・っ！」




けど、スースー寝ている悠馬を、起こせないし。




前だったら、容赦なく、投げ飛ばすことができたのに・・・っ！




「悠馬のバカ・・・。あんたが、私に優しくしてくるから・・・っ！」




私のその言葉は、寝ている悠馬に届かない―――・・・