ば、バカァッ!?




「サクラ! どうだった?」




と笑顔で真桜に聞くレオに、駿が不満をぶつける。




「はぁ? てめ、これが目的か? 悠馬に真桜を生贄としてささげる気か!」




「あー、駿。男子2人は寂しかったから、真桜と一緒が良かったのか?」




「バカ言ってんじゃねぇ」




この2人は、とても仲がいい。




「あ、サクラちゃぁ~んっ」




さ、サクラ!?




この呼び方はレオしかいない。レオを見るけど、何も言ってないようす。




「・・・・・・誰?」




真桜がその女2人を見て、怪訝な顔をする。




「サクラ! あたし、レオの幼馴染の詩帆! で、妹の椎奈」




真桜が、思いついたような顔をした・・・・・・気がする。




「なんか、レオが紹介するって言ってた気が……」




「そうそう。コイツらが、俺の友達」




レオはそう言って紹介を始めた。