「あの、シャワー浴びてくる?るい沢山汗かいたでしょ?」


「は……はぁ。」


そんなこと今はどうでもいいから、ちゃんと教えてよ。


「あたし、そんなに酷かったんでしょうかね。」


「……ん~、酷かったって言うか、ね?……るいも大人なんだから、もうわかるでしょ?」


まぁ……クッタクタのキテイちゃんがベッドの下に転げ落ちておられます故、ね。


「はぁ…、っていうか、社長?ナゼあたしを下の名前で…?」


「だって昨晩、るいがそう呼べってベッドの中で言ったんだもん。」


あぁそうなのか。自分で言ったんなら呼ぶかも。



だから、ちょっと待て。


べ…ベッドの中でとは??


何をしてたんだ?あたし達。


やっぱりそうなのか?

あたし達……


「あたし達って、やっぱり、その……シた…とか?」


恐る恐る見上げると、やっぱり綺麗すぎる顔が近くにあって。