その続きを言おうとすると……



イキナリ手で口を塞がれた。




「もういい……。こうして海は生きてるんだから」



パッと手が離れる。


「樹夏ちゃんは……レオ君の事恨んでなんかいないよ」



レオ君はとっさに私を見た。



「えっ?」


「恨んでなんかない……。


樹夏ちゃんはね、今もまだレオ君の事が好きなんだよ」