その瞬間、守りたいと思ってしまった。



これが運命の始まりだった。



「レオ? 早く行こう。お父さんが待ってるよ」




リオの声が聞こえて、ハッと正気を取り戻す。



「あっあぁ。分かった」




少し希望に満ちていた。