相庭君は大笑い。


「ホント…マジでお前って天然…」


相庭君は目には笑いすぎて薄っすらと涙が浮かんでる。



「酷い…」


「わりぃわりぃ~つい…おかして・・・」


「…」


カプッとストローに吸い付き、アイスコーヒーを飲む。



「ヤンキーの俺が花好きなんてさ~笑い話にしかならねえだろ?」


相庭君の表情は自嘲的になる。


「そんなコトないと思うけど…心優しい人だって思うよ」


「心優しい人?」


「うん」