「來未っ辰が拾ってくれるまで飛ばしてー笑」
「えー、嫌だよ」
「お願いっ!!」
「あとちょっとだけしかやんないからねー」
「ありがとう!!」

それからあたしは時間を空けながら球を飛ばした

でもなかなか辰のところへ行かなかった


「どんだけ飛ばしてんだよ!」

颯馬だ

「辰に拾ってもらえるまで」
「は?ぢゃあ辰に球拾えって言ってきてやる」
「ちょ、ちょ、いいです!」
「球気を付けろよー」

―ほんとごめんなさい

「七菜ーもうやめよ」
「えー、ぢゃあわざとはやめるか。」
「飛んでっちゃったら仕方ないけど」
「うん」