あたしは言われたとおりにバスケ部のほうへ飛ばした 迷惑ぢゃないかな 迷惑に決まってるよね 飛ばしたのを拾ったのは颯馬だった 球を七菜に渡した 七菜は 「…ども、でもなんでお前が拾うんだよ!」 颯馬は七菜が辰のことが好きなことを知っている 「うっせー!拾ってやったんだぞー」 「はいはい、どうもありがとうございましたー」 こんな風に話せるなんて七菜が羨ましいな