後5分....なんて…僕が起きられるはずもなく、時間は11時を回った所だった。 「..,.いってきまーす。」 もちろん返事なんて帰ってこないけど。 ガチャン、 ドアを閉めて学校へ向かった。 「さむ…」 12月17日 高校2年の冬 忘れかけてた、君のこと。 「....ゆっきぃ」 ずっと昔に呼ばれていたそのあだ名に僕はとっさに反応した。