「いてて…おい夏樹もっと優しく起こせよ」 夏樹に殴られた所をさする…いてぇ。あいつ本気で殴ったな。 「はぁ!?起こしてあげただけ感謝しなさいよね。 …あたしはもう行くから!」 夏樹は自分のかばんを乱暴に持って、ドスドスと足音を立てて二階から一階へ降りていった。 「…んー…」 あと5分したら支度しよう。 そう思って目を瞑った。 ………そういえば、なんの夢見てたっけ。