『杏…帰りにいつもの所で語ろーや?』 いつもの所…アタシ達がまだ仲良かった頃に見つけた小さな公園。ブランコとすべり台、鉄棒しかない所。だけど語るにはちょうどいい場所だった。 『久々じゃなぁ…唯華と喋らんくなって全然行ってないわ!!』 アタシは何回か1人で来てた。裕也を好きになってから…杏と喧嘩してから…気持ちの整理をつけたい時に来ていた。 『そか…あっ!!今日のさ?授業で…』 公園につくまでに笑いがたえなかった。