『奏ちゃん…』


午前中に一回見たきりで姿を見なかった奏ちゃんだった。


『朝…ごめんな?』


まだ気にしてたのか謝ってきた。…アタシはすっかり忘れてたのに。


『ん?アタシこそごめんね?奏ちゃんがそんな人じゃないの知ってるのに…』


疑って…ホントにごめん。


って言うつもりだったのに。


言えなかった。