『当たり前だよ!!』


そう言ってギュッとしてくれた。


『ふぇっ…沙耶ぁ…』


涙腺が緩みっぱなしだよ…沙耶は弱いアタシをちゃんと受け止めてくれる。それだけでアタシは強くなれる。


だけど…不安なんだ。沙耶もアタシのそばから居なくなっちゃうんじゃないかって…
弱いアタシに嫌気が差して紗英側についてしまうんじゃないかって…


そんなネガティブ思考を沙耶にぶつけるように…


今までの辛かった思いを吐き出すように…

沙耶にすがりつくようにして泣いた。