夜は悲しい。

君が隣にいないし

静か。

静かになると心の
中が浮かんで
くるから嫌。

ひとりぼっち
が浮かんでくる。

ふわふわ。

地に足が
ついてないようで

支えてくれるものが
崩れていくようで。

だから
自分の身体を
抱き締めて,
心の音を子守唄に。

顔に降り注ぐ
暖かい糸が
来るのを待つの。

あなたの暖かい
手のひらが
私の頬を
撫でるのを待つの。