『じゃあね』

頑張って少し大きな声で君に送る。

『ん。』

そっけないのはいつものこと。

でもそれだけで
嬉しくなることもたくさん。
悲しくなることもたくさん。
後悔することもたくさん。
寂しくなることもたくさん。


たくさんの気持ちが溢れる。


この気持ちに名前をつけるのは怖くて。
いつも逃げ回ってる自分。

もう諦めも入ってる情けない自分。

でも



『…おい。』


『また明日な。』



そんな奇跡があるから
私はやっぱり君を見てしまうの。


やっぱり自分に
諦めがつけられないんだ。