俺はてっきりどこかのホテルに入るのだと思っていたが、どうやら違うようだ。


本能が逃げろと警笛を上げる



そりゃそうだろう・・・

今、車に乗せられそうなんだから



「あの・・やっぱやめませんか?」

おずおずと声を出し提案した

すると男はこちらをじっと見て言った


その顔は諦めのような表情が伺えた


「あーぁ、バレちゃった?」




えっ!?
何がでしょうか???


だけど、これは分かった振りをした方が良さそうだ

「早く解放してください」


「それはできないよ。君みたいな上玉なかなか出会えないし。一緒に来てくれたら、倍払うから来なよ」



男は金を使って誘惑してくる


ってか、倍にしてくれたら・・
14万かよ!!


どんだけ、財布の紐が緩いんだよ