俺は、体を売ることを決意した

ほんとはしたくないが、やむを得ないんだ
弟たちにこれ以上しんどい思いはさせたくない


しちゃいけないと分かっているが、ほんとにしかたない



俺はこれから、夜の街に足を運ぶ







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そして、俺は寝ている弟たちを置いて夜の街にくりだしている

まだ春の始めということもあり少し肌寒いのだが、露出している方がいいかと思い、半袖にジーパンというラフな格好だ




さっきから品定めをするような視線を感じる





じっとりとした視線

俺はその視線から逃げるように、柱の近くのベンチに座った。