へっ…??
今、なんて言った?
「光一が好きなんだ、愛してる」
そう言って、またキスをされた
「先輩には好きな人がいるんでしょ?もう罰ゲームは、ばれましたから意味ないですよ」
都合のいいことなんかあるわけない
ましてや僕なんかが…
「違うっ!疑われても仕方ないが、俺は光一が愛しくてたまらない」
そんな恥ずかしいセリフを言う先輩の目は、真剣で嘘だとは思えない
「でも、芦田先輩が本命がいるって…」
「本命は、光一に決まってる。光一しかいね―よ」
「うれしい…」
僕は、引き付けられるように香田先輩に寄り添った
「ほんとは罰ゲームで付き合うはずじゃなかった。ちゃんと告白するつもりだったんだ」
香田先輩は真面目に言う
「光一、こんな俺だけど付き合ってくれるか?」
「はいっ、もちろんです」
そうして僕らは、またキスをした