信じたくないけど。
留維の発した言葉でリアルだと思い知らされる。


「隣に居たのは私の妹で…」


「妹?麻紘ちゃんだっけ??俺が出会った時は…まだ小学生だったから…全く面影なかったなぁー」



「・・・」


「・・・誠実そうで…優しそうに見えたけど…やっぱ男だな~」



「ハァ??」


「俺…お前はヤツからプロポーズされたの見てたんだ…来春…ニューヨークに転勤すんだろ??」



「留維!!?」


「俺が忘れさせてやる…だから一緒に来い」