「安西…」



私は大牟田課長に呼ばれた。



「はい」



やりかけの仕事を置いて、大牟田課長のデスクに急ぐ。



「部長にちゃんとボーリング大会のコト話してくれたか?」



「はい、何とか…OK頂きました…。安心して下さい…大牟田課長」




「そうか・・・。でかしたぞ~安西」




大牟田課長は安心した笑顔を向けて私を褒めちぎる。

契約が取り次げた営業社員になったような気分。



でも留維は気まぐれだから…ドタキャンされないか…一抹の不安は残った。