嗚咽を混じらせて、泣き続ける千紘。



泣いても…どうでもいい女ならいつも放置。



でも千紘は違ったーーー・・・



「マジでゴメン…本当にゴメン……こんなコト二度としねぇから~付き合うのは止めるなんて言うなよ…」



俺は泣き止むまで謝り続けていた。


この俺は人に謝るなんて初めて。


皆…俺よりも下にいて…
俺は今まで欲しいモノは何でも手に入れた。


俺は自己中でナルシで…


世界は俺の為に回ってると思っていたけど。


この日を境に…俺の世界は千紘中心に回り始めたーーー・・・